ジャニーズWESTの新たな幕開け ~「ジャニーズWEST1stドームLIVE 24(ニシ)から感謝届けます」が最高だった話~

1stドームへ行ってきた。入る前からドキドキが止まらなかったし、入った後は今までに味わったことのない充実感とともに早く映像化されないかななんて思った。

 

とにかく最高だったこのコンサートの魅力を届けたい!という気持ちで今日は筆を執った次第だ。私はセトリの流れに心を打たれたのでそこに重点を置いて書いていこうと思う。

 

12/24 セットリスト

1.ええじゃないか

2.ズンドコ パラダイス

3.ジパング・おおきに大作戦

4.パリピポアンセム

~挨拶~

5.SCARS

6.Can't stop

7.Criminal

~映像~

8.Jr.時代の楽曲メドレー

 ・アメフリ→レインボウ(桐山・中間)

 ・Stay Gold(濵田/桐山・中間)

 ・Dial Up(重岡・神山・藤井・小瀧)

 ・NEXT STAGE

 ・シルエット

9.粉もん

10.100% I Love You

11.浪速一等賞!

~MC~

12.ボクら

13.関西Jr.メドレー

 ・Happy Happy Lucky You!!/関西ジャニーズJr.

 ・Dream Catcher/関西ジャニーズJr.

 ・BIG GAME/関西ジャニーズJr.

14.クリスマスメドレー

 ・シンデレラ・クリスマスKinKi Kids

 ・Lovely Xmas(重岡・神山)

 ・MIRACLE STARTER~未来でスノウ・フレークス~/V6(桐山・小瀧)

 ・WISH/嵐(中間・藤井)

 ・Sexy Summerに雪が降るSexy Zone(濵田※決め台詞のみ)

 ・SNOW DOMEの約束/Kis-My-Ft2(重岡・中間・小瀧)

 ・Sexy Summerに雪が降るSexy Zone(濵田)

 ・SNOW! SNOW! SNOW!/KinKi Kids(桐山・神山・藤井)

 ・10年後の今日の日も/関ジャニ∞

 ・Coloful Magic

15.エエやんけェ!!

16.アカンLOVE~純情愛やで~

17.ホルモン~関西に伝わりしダイヤモンド~

~映像~

18.CHO-EXTACY

19.one chance

20.ラッキィスペシャ

21.バンバンッ‼

~挨拶~

22.All My Love

 

~ENC~

23.人生は素晴らしい

24.青春ウォーーー‼

25.マ・ル・モ・ウ・ケ 

 

 

OP映像

ジャニーズWESTはやはり最高のプレゼントを届けてくれるサンタさんだった。乗っていたソリの手綱か切れて京セラドームに落っこちる7人のサンタたち...。

 

ええじゃないか

京セラに落っこちた時点で映像が途切れ、メインステージの白幕が会場中の注目を集める。幕が下りた瞬間に上がる歓声、ええじゃないかのポーズを決めステージの上に立っていたのは他でもないジャニーズWESTの7人。「せーの!」「ええじゃないか~~!!」京セラが一つになって新しいコンサートを作り出す幕開けにぴったりの曲だった。24日の公演では開演前にペンライトを振りながら流れるええじゃないかに合わせてプチカラオケ大会が開かれていたので(アットホームな感じがしてやはりWESTのファンは素敵だと思った)この時点でええじゃないか聞けたのはすごく楽しかったし、なによりいいデビュー曲だといつも思う。みんなで歌えて、みんなで踊れて、みんなで盛り上がれるこの曲の万能さはすごい!

 

ズンドコ パラダイス→ジパング・おおきに大作戦→パリピポアンセム

登場から4曲の間はみんなで盛り上がれる曲で固めたブロック。こう見ると頭からここまでの曲はデビューしてから1年の間に出た曲たちで、ということはそこまでの期間はジャニーズWESTの明るくて、わちゃわちゃした感じが前面に出た曲が多かったのかなと考える。合わせてパブリックイメージもこの路線かと思う。しかしこれらがA面やリード曲として世に出される一方で、CriminalやCan't stopがカップリング、アルバム曲として発売されており、ファンの中では当初から大きなギャップというものがWESTの強みだったのではないかなとも。初ドーム公演でジャニーズWESTを初めてみるという方もいらしたと思うので前半4曲のこの流れはライブに入り込みやすい丁寧な流れだと感じる。

 

 

SCARS

挨拶が終わり、衣装チェンジ。SCARSのイントロが流れた瞬間盛り上がる会場。私もまさかここでSCARSが見れるとは思っていなかった...。ジャニーズWEST入門編として4曲聞いていたら急に歌うま集団ジャニーズWESTが頭角を現してきてこれは腰を抜かれてしまう。濵田大先生のアレンジも聞けたので大満足すぎた。ファンの間でSCARSは大人気なのでファンのツボを知っている彼らには信頼しかないないとべた褒め大会が私の中で始まる。

 

Can't stop→Criminal

SCARS終わってからキャンストのイントロは反則技。多分セトリ考えた人レッドガード出されるよ。SCARS、キャンストともに複雑な恋愛模様を描いた曲。ジャニーズWESTのラブソングには直球なもの少ないよね。キャンストと言えば1年前にべスアで披露したときが懐かしい。ジャニーズWESTのパワーがうかがえる曲で何より興奮したのはなんといっても炎!スタンド下段だったけど熱かった!キャンストが炎のイメージなのはすごくわかる。個人的にはキャンストに心の中でくすぶる熱い気持ちが体の中を炎のように駆け巡るイメージを持っている。

そしてCriminalまでやってきた。Criminalもまた聞けるとは思っていなかった。リリースの順番はCriminal→Can't stopだが、歌詞のストーリーとしてはCriminalはCan't stopよりも後に起こった出来事であるためこの順番で来るとなるとこの流れ待ってた!と体が喜んだ。

コンサート前のこんなつぶやき。狂愛三部作*1を時系列で歌ってほしいとEternalが出たころから思っていて。コンプリートまでは行かなかったけれど今この流れで見れたことが嬉しかった。Criminalは久しぶりに聞いたけど相変わらず狂人チックなWESTが見れてかっこよかった。

 

 

映像

かわいらしい男の子が時計を見ると逆戻りになる時計の針。デビュー会見の際にあべのハルカスの頂上で歌ったええじゃないかの映像が流れる。そしてそのまま時間の針は戻り続けm映像はジャニーズWESTがJr.だったころのものへ。私からするとほとんど初見の映像であったためみんな若いしかわいいなぁと。アクロバットを決めたあとみんなが濵ちゃんだろうな~と思っていたのに振り返ったら照史くんだった時の会場の声は忘れられない。

 

アメフリ→レインボウ

個人的に中間桐山の2人で歌うことがあるのであれば、V.I.P.だと思っていた。シャンパングラスで乾杯する用意もできていたというのに、メンステのせりから登場する淳太くんと照史くんとともにドームに響いたのはアメフリのイントロ。今年の夏はたくさんの後輩が歌っていたアメフリ、まさかイブに本家本元が聞けるとは思っていなかった。ジャニーズWESTのメンバーとして京セラにたって2人の持ち曲を歌ったときに見えた景色は数年前は考えつかなかったものだったかもしれない。けれど、今この時期にあの場でアメフリを歌ったことは大きかったのではないかなと思った。

 

Stay Gold

率直な感想としてとてもよかった!濵田崇裕が歌い上げたStay Goldが目指してた夢に近いものであってほしいな。後ろで踊りながら花道を歩いていた淳太くんと照史くんがかわいかった。振りも一緒にできてすごく楽しかった。

 

Dial Up

バクステにいた、4人が。オレンジの衣装がステージによく映える。私が知っている重岡くんはジャニーズWESTのセンターである重岡くんだけで、7WESTのメンバーとして立つ重岡くんは知らない。一つ前の記事でも書いたけれど、私はいまのジャニーズWESTが好きだ。だからあの時代に居合わせなかったことを今さらどうこう言うことはない。けれどいまだからこそ4人がステージで同じ衣装を着て歌い踊る姿を見ることができてよかったと思う。

 

NEXT STAGE

NEXT STAGEはただならぬパワーを持っていると思う。歌詞はもちろんだけれど大サビで3つに分かれる歌唱パートだったり大勢がそろえて踊るダンスだったり、とにかくあの曲で行うパフォーマンスは力を持っている。いまのジャニーズWESTは歌うことはもうないと思っていたが、1stドームのあのセンターステージでジャニーズWESTとして歌ったからには、7人が次のステージへ向かうための儀式のようなものだったのではないかと思う。

 

 

ボクら

MC明けの一曲目。私は歌詞カードを読まずに曲を聞くので歌詞をまじまじと見たのは恥ずかしながらドームが初めてだった。優しいメロディーラインに夕焼けの中で歌っているかのようなライティング。曲調的にはTime goes byに似ていると思っていて、この系統を歌うWESTも好きだ。一番好きなのは最後の重岡くんソロ。「ボクはキミの陽だまりになる」なんて重岡くんにぴったりな歌詞なのだろうか...。ふっと心に元気を与えてもらえるような素敵な曲。

 

 

BIG GAME

ハピラキ、ドリキャと続き、新曲「おみくじHappy」を歌うかなと予測していたところに流れるBIG GAME。関西Jr.も本気だ、と思った。ドームのビグゲほど心打たれるものはないのではないか。松竹座1公演を終えて京セラドームに駆け込んだ関西Jr.のかっこよさがWESTだけを応援している人にも伝わればいいなと思う。バクステにFunky8*2だけで立ったのには震えが止まらなかった。いつか単独公演しような...。なお推しの藤原丈一郎くんを肉眼で見つけられなかったためやはり双眼鏡を導入しようと心に誓う私だった。

 

 

クリスマスメドレー

ジャニーズWESTが送るクリスマスの曲を集めたメドレーたち。ラブクリinドーム!そして披露されるべき日に披露されたので喜びはひとしお。もともと7人曲として作られていた曲だというが、今ではあの2人以外に歌える人なんていないよ...なんて言ってみたりする。

この中で特筆すべきなのはやはり濵田くんであろう。

これだけにお金払えるしファンクラブ限定でこの部分のムービーだけでも公開してくれないかと真剣に考えているくらいにはこのメドレーにおけるセクサマが最高すぎた。お世辞抜きで。いくらテンションの落ち込む日でもこれを見ることができたらテンション上がる。

 

 

エエやんけェ‼→アカンLOVE~純情愛やで~→ホルモン~関西に伝わりしダイヤモンド~

ドームでパラパラ踊り出すジャニーズとそのファン。客観的に見ると相当おかしいが、踊っている本人たちはもうはちゃめちゃに楽しいのでなんでもよし。パラパラ、ジュリアナなどはまったくもって世代ではないのだがペンライトを揺らし思いっきりコールをし体を動かすコンサートなんて楽しくないわけない。

そこからオタ芸である。やはり相当おかしいがこれもまあ楽しい。とりあえずこの年末年始忙しさで体がおかしくなりそうな人に本気でお勧めしたい。これは病みつきになる楽しさなのでぜひ踊りを覚えてみんなで騒ぎましょ、って。

 

 

映像

クラブでの映像。さっきまで思いっきりちょけてパラパラ踊ってオタ芸してた人とは思えない切り替わりっぷりで一気に引き込まれるドーム。正直この映像明けはパリマニだと思っていた。ドームでパリマニは披露されるものだとばかり思っていた。

 

CHO-EXTACY

しかしここでこれなのである。望くんの「CHO-EXTACY」というウィスパーとともにピンクの照明で照らされるメインステージにドームは揺れた。この曲は人生は素晴らしいの通常盤に収録されたカップリングで、以前から望くんの推し曲だったが今回満を持して世に放たれた楽曲なのである。黒を基調とした衣装にはたくさんのファーがついておりジャニーズWESTの持つ強さ、かっこよさが前面に出ていたと思う。

 

one chance

新しく発売されたアルバムのリード曲で、レコード会社からはイケメン曲と称されていたこの曲。初めてパフォーマンスを生で見たのだがパリマニ、CHO-EXTACYとは違うダンスナンバーというイメージ。爽やかとかっこよさがちょうどいい塩梅で曲に含まれておりジャニーズらしいあくまでも「イケメン」曲なのである。ちなみに私の中でパリマニとCHO-EXTACYからはエロさとかっこよさをを感じる。

 

 

ラッキィスペシャル→バンバンッ‼

かっこいい曲のあとはラストスパートでまた盛り上げ曲を持ってくるのがWEST流のセットリスト。先ほどまでのかっこいい衣装のまま今度は笑顔で盛り上げる、そんなギャップが楽しめると私は思っている。みんなで歌ってみんなでC&Rをしてまたドーム全体に一体感が生まれるその光景は見ていてとても気持ちの良いものである。ちなみにバンバンッ‼にてようやく関西Jr.の推し藤原丈一郎くんを肉眼で見つけることに成功。踊り方で確信したので関西Jr.コーナーで見ていたあの人は丈くんではなかったかもしれない...謎は深まる。

 

 

挨拶

1人がしゃべるごとにそのメンバーのメンバーカラーでドームが埋まる景色は絶景だった。4万5千人が作り上げるあの空間の中の一部になれたことに感謝。

私が入った24日の公演で印象に残っているのは重岡くんの挨拶である。10年前に暗幕から先輩のコンサートを見ていた自分があそこにいるようで。そういって彼は10年前の自分に手を振るのだ。そのときモニターに映った彼の満面の笑みが忘れられない。10年間諦めることなく歩み続けた彼はいま、自分のコンサートでドームを満員にしているのだ。

 

 

All My Love

ジャニーズWESTのコンサート本編がバラードで終わることは今までなかった。けれど、コンサートタイトルにあるように「感謝届けます」の気持ちとして彼らは本編最後の曲にこれを選んだ。

「支えてくれてありがとう」

私は日々ジャニーズに元気付けられながら過ごしている。いろいろな活力を彼らからもらったし、どんなときもひたむきに目標に向かう彼らを本当に尊敬している。そんな彼らからそういわれると、そんなことないよとついつい言ってしまいたくなる。ドームコンサートが行われる前から彼らはドームに連れてきてくれてありがとう、とよく口にしていたように思う。支え、支えられ、彼らのファンの間には素敵な関係が築かれているのではないか、と考える。

 

 

人生は素晴らしい→青春ウォーーー‼→マ・ル・モ・ウ・ケ

アンコールは「最後はしっかり楽しませて帰る」というジャニーズWESTの心意気が感じられるような曲たちとなった。7人のサンタさんはとてもかわいかった。マ・ル・モ・ウ・ケの前に濵田くんがまだ行きますよー!言ってくれたあの空間が最高に楽しかった。

ドームで初めてのジャニーズWESTコールをしたときにはこれからも彼らについていこう、と素直に思った。あの7人についていけばたくさん楽しませてくれる、笑顔にしてくれる、そう確信したのだ。

 

 

 

 

 

今回、演出で派手な特効などはあまりなかった。その代わりに何がファンの心を引き寄せたかというとやはりセットリストの組み方だと思う。どのタイミングでも退屈になることはなく、様々なブロックが用意されているのがジャニーズWESTのコンサートにおける最大の強みでどんな人でもおいていかない、みんなで楽しむコンサートのスタンスが私はとても好きだ。

 

 

そして私が強く感じたことがもう一つ。それはジャニーズWESTが次のステージへ向かうための公演だったということだ。

 

このドーム公演で必ず入ってくる曲はPARTY MANIACSだと思っていた。先ほどのツイートでもあったように京セラへ向かう道中私は「パリマニは歌うと思うんだけど」と言っているのだ。けれど彼らはそれをセットリストから外した。ホルモンが終わった後に流れたクラブを彷彿とさせる映像はまさにファンが持っているパリマニへのイメージそのもので、ドーム中が「次はパリマニだろう」と考えたと思う。その期待は裏切られた。

パリマニはここぞというところで披露される勝負曲のようなものだ。2015→2016のカウコンで放送前の前座としてパフォーマンスを披露したジャニーズWESTは自分たちのファンだけではない東京ドームでこの曲を歌った。ジャニーズWESTの本気を見せられたような気持ちになった。

だからこそ今回のドーム公演でもこの曲はマストで歌われるだろうと考えていた。しかし蓋を開けるとその座はすでにCHO-EXTACYのものとなっていた。私はどきりとした。まるで「今までの俺らではない、新しい俺らを見て」と言われているようだったからだ。コンサートでこのような経験をしたのは実は初めてではない。2012年のPerfumeのツアーJPNでも今まではここであの曲だったのに、だとかあの曲で締めるのに、といういわば固定観念のようなものを壊すセットリストだった。私はその時に彼女たちの新しい幕開けを感じた。結果その後Perfumeは初めてのワールドツアーを成功させ2016年までに計4回のワールドツアーを行った。また初めてのドームツアーもこの後だった。

 


私はジャニーズWESTの新たな幕開けに立ち会っていた。きっと彼らはこれからもてっぺんを目指して7人で力を合わせて突き進んでいくのだ。私はファンとしてそれをいつまでも見守り、その道を共に歩んでいきたい。

 

ジャニーズWESTと出会えてよかった。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

*1:Criminal・Can't stop・Eternalの3曲

*2:大橋和也、朝田淳弥、林真鳥、古謝那伊留、草間リチャード敬太、末澤誠也、今江大地、藤原丈一郎の8人を指す。2015年の中山優馬ツアーにて屋良くんより命名。なお非公式グループ。早く公式グループになろうね...!